2009年12月30日

今年のおさらい3

西カンファレンス首位の沖縄は,昨シーズンとほぼ同じロスターで、ケミストリーも問題なく、早々と首位固めをしています。特にディフェンスが非常に強く、インサイドはニュートン、リーチがおり、その回りにマクヘンリーなどが固めており,しかも守りの意識も高いのが強みかと思います。2位の福岡は,逆にトランジションの早いオフェンスで、パーカー、ブライアントを中心に得点を重ねていき、外からのシュートも三友らがアグレッシブであり、常に運動量の多いチームで好成績に結びついてます。3位の滋賀は、当初ナッシュが不調ながら、城宝、ハミルトンを中心に勝ち星を重ねました。特に城宝は,このチームが一番フィットしている感じで,チームを牽引しています。途中、藤原のケガで少し負けが込んだ時期もありましたが,藤原復帰後成績も上向きとなって,現在五分の星まできています。4位の大阪は,スリーピートした時と違い,日本人選手の比重が重くなり,その対応に苦慮しているようです。パルマーのケガなどもありましたが,スターターを固定できないなどの問題やミスマッチの苦しむ場面もありました。しかし、仲村が復調傾向にあり、これから上に上がるかもしれません。6位の高松は,当初日本人のみで戦ってきましたが,それが後のゲームに役立ったのではないかと思っています。その後、ガーデナーらが入り,他のチームと遜色なくなり、特にガーデナー、岡田が得点源ですが、フロントラインも非常に手強くなっています。7位の京都は,シーズン前の予想からすると意外です。ゾーンディフェンスを中心とした守りで他のチームを苦しめていましたが,ラウーフ、ラリーミの主力のケガが少しずつ影響が出始めています。その中で,川辺、ボスティックなどの踏ん張りが今後の課題かと思います。
東カンファレンス首位の浜松は,分厚いロスターでいくつものオプションを用いて独走しつつあります。特にオフェンスは、ホワイト、ナイトを中心に多彩の攻撃を仕掛けてきます。今後も勝ち星を重ねていきそうです。2位の仙台は、ホルムを中心にインサイドが非常に強く,特にディフェンスはカンファレンスでもっとも堅固です。浜松を追っていくには,オフェンス力を上げていけるかがカギかと思われます。3位の新潟は、序盤よりチーム内がうまく噛みあわない感じで,一時最下位となりましたが、ビュートラックを中心にして、パークス、レヴェットなどのアウトサイドショットを武器として、オフェンスが非常に良くなり、3位まで上昇してきました。これから上位をうかがっていけるかと思います。4位の埼玉は、前評判は高かったのですが,開幕7連敗となってしまいました。その後ディフェンスを整えていき、ジョインターらの連携も良くなってきています。初のプレイオフ進出に向けて今後の戦い方が注目です。5位の富山は、水戸、加藤といった日本人選手が非常に活躍しており,ディフェンスを中心に粘り強い戦いをしています。チームとして好不調の差が激しいので,そのあたりの改善が必要かと思います。6位の東京は、シーズン直前の運営会社の変更などがあり、当初は選手が充分に揃っていない状態で,青木、仲西などが頑張り,その後外国人選手もそろってきてこれからというところでしたが、ここのところ接戦を落として7連敗となってしまいました。試合日程があまり良くないこともありますが、うまくプレイタイムをシェアしていくことも大事かと思います。
ゲームも来年の1月2日より早速始まります。また、いろいろ注目して見ていきたいと思います。


Posted by t-coro at 20:59