終わりの始まり
本日のデビルズの緊急記者会見は、コミッショナーも含めたものになりました。夕方のニュースでは、NHKを除く各局がニュースとして取り上げました。(株)大分ヒートは、リーグ基金からの融資を拒否され、運営を断念しました。会見にも橋本社長の姿はありませんでした。今シーズンの残りを運営するためにリーグが社団法人を立ち上げて、リーグ基金から2500万円を融資してもらい、今シーズンに限り運営するとのこと。人件費を1/3に圧縮し、選手も最大70%給与カットと報道したところもありました。外国人選手は退団し、日本人選手は面談にて残るかどうか決めるとのこと。OABでは、大部分の選手が残るとのことでしたが、明日にでも発表するらしいです。ホーム開催の会場も変更を考えるとのことでした。
とりあえずは、今シーズンはゲームするのですが、選手は何人残ることになるのでしょうか。これからも苦しいゲームが続くことになります。最も大きな問題は、この社団法人は、今シーズン限りということです。おそらくゲームするための運営だけを行なうということになり、スポンサー獲得やその維持、来シーズンに向けての準備は行なわない可能性があります。大分ヒートに融資を拒否したというのは、今シーズン限りで畳むのもやむなしとリーグが決断したわけです。もし、この法人が来シーズンの準備を何もしないとなると、シーズンが終わってからでは、運営会社を立ち上げて運営するのはほとんど無理です。なにより運営会社をするというホワイトナイトが現れないことには仕方ないことですが。つまり、今日の会見は、デビルズにとってシーズン途中で畳むという最悪のシナリオは避けられましたが、最後通牒をリーグから突きつけられてしまい、デビルズにとって終わりの始まりとも言えるわけです。このような形で立ち上げられた法人に期待するのは無理だと思います。ブースターやスポンサーの有志で次期運営会社を立ち上げるための運動を今からでも起こさないとダメだと思います。ただ、それをまとめきる人がいない感じですが。