今年のおさらい2
前回の記事に出しましたようにディフェンスを強化する必要があることは申し上げたとおりです。例えばリバウンドは、ディフェンスリバウンドは思ったより取れていません。ボックスアウトの問題か、ペイント外からのオフェンスリバウンドに対処ができていない可能性があります。on3でやっていくわけですから、マットの加入によりインサイドの優位性は薄れていくので、プレスやゾーンを多用しなければならないかもしれません。そのためにはディフェンスへのトランジションも早くする必要があるわけですが,そこが徹底してできるかどうかが課題でしょうか。また、スティールも少ないので、ボールに対してアグレッシブにいっていない感じもします。特に福岡戦を見ていてそう感じました。福岡は,オフェンスだけでなく,ディフェンスもアグレッシブにいっていることが,スティール数に大きく差が出ているのでしょう。
オフェンスでは2P率に比べて3P率の低下が目立ちます。マットの加入により少しは上がるのかもしれませんが,鈴木,マットだけが30%台です。リッキーは、当初は3Pを打っていましたが、HCの指示かと思われますが,最近はペネトレイトを多くしています。オフェンスはインサイドで頑張る必要がありそうです。ただし、FT率は低いので、ファールをもらっても得点に結びつきにくく,そのへんを他のチームにねらわれているようです。ですので、なんとかFG率を上げていくことが得点を増やしていく課題でしょうか。あと、アシストの少なさもあります。これもマットの加入で改善されていくかもしれません。しかし、アシストの少なさは,ボールの回りが悪く,個人技に走っている結果であれば問題です。チームオフェンスのオプションを増やせるか、ムービングオフェンスなども使っていけるか、も課題でしょうか。TOの多さも気になりますが,これは別の機会に話したいと思います。
ここまで書いていくと、マットが何回か出てきますが,マット加入前と加入後は、かなりゲームの進め方が変わってきていることがわかります。加入前は、フロントラインに外国人3名を並べて、インサイドに強かったのですが、加入後は,ガード3名にすることが多く、インサイドがやや弱くなったかわりに、アウトサイドの自由度が高くなったようです。しかし、バックコート陣のつながりが良くなったかわりに、バックコートとフロントラインのつながりがもう一つです。ケミストリーの問題かもしれませんが,この問題の解決がデビルズ浮上のカギを握っているものと思っています。
福岡の川面がケガでオールスター欠場となったようです。結構長引きそうです。かわりに滋賀の藤原が出場するとのこと。頑張ってほしいです。新潟の長谷川も右足の手術を行なうとのことで、来月の試合では姿が見られないのは残念です。週間MVPは、京都のボスティックでした。デビルズは彼一人にやられたと言っても良かったですから。月間MVPは、新潟のビュートラックでした。新潟の3位躍進の立役者です。パークス、レヴェットとともに強力オフェンス布陣です。
デビルズも少しゲーム間隔があきますので,リフレッシュして来年も頑張ってほしいです。